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学類紹介

学類紹介

理工学群は理工学分野において基礎から応用まで幅広い学問領域を含む包括的な教育組織です。 本学群は、数学類物理学類化学類応用理工学類工学システム学類及び社会工学類の6学類から構成されます。
理学分野は歴史のある基礎学問の分野をカバーしています。数学類では、講義・演習・セミナーを通して、数学の基礎から始めて純粋数学(代数、幾何、解析)から情報数学(数理論理学、数理統計、計算機数学) までの幅広い数学を学ぶことができます。物理学類では、素粒子のミクロの世界から,日常に目にする物質、宇宙の広大な世界まで、自然界のさまざまな領域で起こる現象の基本法則を明らかにすることを目的として研究と教育を行っています。化学類では、化学物質や化学現象の分子・原子・電子レベルでの理解、新しい機能を持つ新物質の創製、化学現象の普遍法則追求などを目的に、無機・分析化学、物理化学、有機化学、境界領域化学の4つの領域をおいて教育と研究を行っています。
一方、工学分野は激しく変化する社会情勢に対応するために、未来を見据えた分野横断的な特徴ある構成となっています。今までの工学分野は、既存 の産業界への対応を主に考えられた縦割りの構成でした。筑波大学の工学分野は、既存分野からそれぞれの機能・働きを取り出し、下記の図のように横断的構成 に再構築されています。応用理工学類では自然科学の成果を技術に反映させることを目的に、物理や化学の応用としての材料科学、計測・制御、エレクトロニクス、生命科学などに特徴を出しています。工学システム学類は、様々な要素をシステム化することによって技術を完成させる事を目的に、ロボットなどの制御、社会基盤工学、エネルギーなどの様々な分野をカバーします。社会工学類は人間の関わる社会現象を分析し、工学の立場から問題解決を提案・実践することを目的に、主として都市工学、経済学、経営工学の3分野で対応します。
一般的な大学の理・工学部の学科との関係を表で示してみました。

 
各学類間の関係
理工学群の工学分野は先進的な構成となっているため、他大学に見られる学科構成では理解しにくい部分があります。よくある質問はつぎのようなものです。
☆ 応用理工学類と工学システム学類は、どこが違うのでしょうか?
両学類、共に数学などの基礎学問を重視し、それにその後の専門科目の授業の展開が依存しているところは共通しています。高学年で扱うことになる対象が相当に違います。
応用理工学類では、基礎科学(主に物理・化学・数学)に立脚して、その原理や最新の研究成果を工学的に応用することを目的とします。従って物質の性質をミクロ(原子・分子レベル)な視点から調べ、役立つ機能を引き出すことや計測原理の開発などの役割を担います。
工学システム学類では広義の力学の巨視的な応用方面(機械、航空、船舶、エネルギー、土木、建築、プラン ト:エネルギー工学・環境開発工学主専攻)と、メカトロニクス及び情報分野における応用(知的工学システム・機能工学システム主専攻)を担います。
☆ 化学類と応用理工学類の化学分野はどう違うのでしょう?
化学類は一般の大学で言えば理学部化学科に相当し、学問体系としての化学分野を網羅するような構成となっています。化学の幅広い分野で活躍するため に必要な、基礎から最先端の学理と実験技術を重点的に深く掘り下げて学習することができるよう、カリキュラムも配慮されています。一方、応用理工学類で は、数学・物理・化学を基礎として科学の技術展開(工学応用)を教育の基本としています。物理の判る化学系技術者(あるいは化学の素養のある物理系技術 者)の養成を目標として、化学分野に於いても工学の中での位置に配慮したカリキュラムが組まれています。